のぼり旗の制作で知っておくべき点は?よく言う裏抜けとは?

いろいろなのぼり旗を制作する会社がある!


裏抜けとは透過率のこと。透けて見えれば効果が上がる

のぼり旗の制作で良く耳にする「裏抜け」とは、印刷面ではない裏側からでも、表面ののぼりの文字などが裏側から透けてみえる状態のことを言います。普通に考えると、左右逆さまの文字が映るわけなので“カッコ悪い”と思いがちですが、のぼり旗制作では裏写りすることがいいと考えられています。

そもそものぼり旗には、風に吹かれてなびくという特徴があります。これをフラッピング効果と言い、揺れることで店先に賑わいが生まれ、“旗めいて”往来の人々からの注目度も上がると考えられています。事実、のぼり旗の設置前と設置後では、明らかに客の入りが違い、売上げへの貢献度も高いようです。

さて裏抜けについてですが、のぼりは旗めいて目立つ一方、透過性がなければ真っ白ということになってしまいます。裏地が真っ白であれば、道行く人には宣伝効果・訴求力が半減してしまいます。そこでのぼり旗の業界では、古くからこの“透過率の高さ”をポイントの1つにあげてきました。

のぼり旗専門店などでは、裏抜け(透過率)平均70%などと具体的な数値を表示している店もあります。透けて見える逆さ文字でも、客に少しでも伝わったほうがいい、費用対効果が上がるという考え方です。ただし生地によって裏抜けの度合いは異なるので、オーダーの際は事前に相談しましょう。

のぼり旗制作を依頼するなら、優先したい5つのポイント

のぼり旗の制作を依頼するに当たって、心得ておきたいポイントの優先順位は、先にお話しした裏抜けも加えて、「クオリティ」、「裏抜け」、「耐久性」、「デザイン力」、「対応力」の5項目です。とくにオリジナルののぼり旗を制作依頼するときには、デザイン的なセンスと対応力が必須です。

5項目の中から「価格」というキーワードを外しましたが、これは、“激安に惹かれてオーダーしてはいけない”という意味からです。満足度の高いのぼり旗を得ようと思ったら、激安より値が張っても、最低限リーズナブルな価格を選択すべきです。激安にはそれなりの理由があり、完成品が届いてから後悔することになります。

●「クオリティ」とは→生地や印刷用のインクの質・発色性、デザイン的な仕上がり、インパクトに一定以上の自信と責任、自負があること。

●「裏抜け」とは→透過率のこと。平均70%の透過率を保つ生地と印刷技法をもっていること。

●「耐久性」とは→屋外に設置し日光や雨風にさらされても、生地や印刷の色褪せ・変質が生じないこと。(ワンクール3ヶ月間が目安)

●「デザインセンス」とは→相談、提案、アドバイス。それらにともなう表現力があり、仕上がりとしての満足度が高いこと。

●「対応力」とは→修正・訂正・変更などにスピードをもって臨み、依頼者の立場にたって満足度の高いのぼり旗を仕上げること。