カワイくて丈夫、そういうのぼり旗の制作は、高くつくの?

いろいろなのぼり旗を制作する会社がある!


こだわり&特化 カワイイで起業する若い女性たち

最近は、若い20代ソコソコの女性でも頑張って起業する人の数が増えました。経済産業省のデータによると、女性の起業率は5年間で20%伸び、そのうちの5割以上が20代なのだそうです。

そのせいでしょうか。街にはカワイイ系のショップが目立つようになりましたし、とくに小物雑貨とか、ネイル系、スキンケア系の専門店が人気を集めるようになりました。いまふうのビジネスは、「専門特化」がキーワードだとも言います。

同じカワイイ系でも、何でもありの趣味の店は流行らないそうです。そこで、そんなショップの店頭に飾るのぼり旗も、これまでのお客さんの嗜好とは風向きがだいぶ違ってきたと、のぼり専門店のオーナーが話していました。

いままで業界で常識とされてきたのぼり旗製品のデザインや、通例だった色使い、文字の書体などでは、なかなかOKをもらえなくなってきたと言います。このページのタイトルに掲げた「カワイくて丈夫」というのも、奥が深そうです。

“カワイくて丈夫”をのぼり旗の制作で叶えるには

カワイイというのを素直に受け取ると、色味がピンクとかオレンジの発色のいいもの。あるいは花柄や幾何学模様、イラストなど、いろいろな飾りをのぼり旗の中に散りばめたいというような主旨に聞こえます。

のぼり旗制作の専門店といっても、プリントに必要な図柄のパターンやイラストをどの程度ストックしているかは、店によってさまざまです。しかし細かく、幅広いストックを用意している店は、全般にわたって心づかいがある店と言えます。

探し出すのに時間がかかるかも知れませんが、その店のサンプル画像などをチェックしつつ根気よく探してみてください。そういったのぼり旗制作の需要は増えていますので、必ず見つかるはずです。

次に「丈夫なのぼり旗」についてですが、旗の耐久性は、縫製の仕方と生地・素材の種類によって違ってきます。通常よく使われているテトロンポンジ(ポリエステル100%)ではなく、トロピカルやツイルを選ぶのも丈夫さを高める1つ。

また生地の縫製の仕方では、通常よくある「ヒートカット」による熱での圧着方式ではなくて、「三巻縫製加工」という方式で旗の端の部分を縫い込んでもらうと丈夫さが増します。熱で溶かして生地の端を折り込むのではなく、ミシンがけします。

“特製で作るのぼり旗”は高くなるけど安くもできる

生地の種類や縫製法のセレクトを特別にすると、当然ですが制作料金は高くなります。またブティック系の個店では、のぼり旗1~3本といった小ロットでの発注が多いようですが、1枚では単価が高くなります。

カワイくて丈夫な旗作りのまとめ

●カワイイ図柄やイラストを多数揃えているのぼり旗専門店は、数があるようで限られています。根気よく探しましょう。

●鮮明な色を出すには、生地とインクの発色性が大事になります。あらかじめ使いたい色と生地・インクの相性について技術者と相談しまましょう。

●のぼり旗店のメニューによりますが、のぼり旗は1枚のオーダーではなく、5枚~6枚を一括で頼むようにすると、単価は半額以下になります。

●“生地の種類の多い店”を選ぶことが丈夫さにもつながりますが、のぼり旗は丈夫に作っても色褪せなどの問題もあり3カ月が作り替えの目安です。

●ワンシーズンでの作り替えを基本に考えると、1回の発注で6枚程度を依頼しておいたほうが、コスト的には安く済みます。